浜松ホトニクスには、文系でも技術や製品を理解し、好きになる環境が整っています。

技術者や研究者が多く理系のイメージが強い浜松ホトニクスですが、文系出身の営業職も確かな成果を上げています。その理由は、未経験でも知識が身に付く研修制度と、挑戦を支えてくれる先輩の存在です。

理系と文系、所属部署の垣根を越えてチームで挑む浜松ホトニクスのリアルを営業担当とエンジニアの対談から紐解きます。

 

 

T.N. 2016年入社 営業 (国内・海外)

学生時代の専攻 経営学
休日の過ごし方 旅行。おすすめの旅先は山口県。角島大橋の観光とフグや日本酒など魅力がたくさん。
担当業務 営業担当として、レーザ製品や技術に関する顧客対応や開発案件の取りまとめ。問い合わせへの回答だけでなく、課題を解決する提案も行う。

T.S. 2002年入社 製品設計・アプリケーションエンジニア

学生時代の専攻 光工学
休日の過ごし方 バンド、音楽制作。会社の音楽祭でも演奏を披露。担当はキーボード。
担当業務 レーザ加工応用製品のアプリケーション開発。独自技術のステルスダイシングに立ち上げから携わる。

文系でも活躍できる 技術力×挑戦に魅力

T.S.(以下T):一緒に仕事してから10年近くなりますね。Nさんは文系出身ですが、なぜエンジニアが多い浜松ホトニクスを就職先に選んだのですか?

 

T.N.(以下N):私は浜松市出身で、地元の企業を就職先の条件にしていました。その中で、昔から好きなモノづくりの仕事に絞り、さらに他社にない優位性のある技術をもった企業を探しました。さまざまな企業を調べた上で、文系の自分でも浜松ホトニクスの技術力の高さに惹かれました。営業職を希望していたので、自信をもってお客様に提案できる技術や商品を求めていました。Sさんは、どういうきっかけで浜松ホトニクスに入社しましたか?

 

S:私は大学の実験で、浜松ホトニクスの光源や検出器を使っていたことで社名を知りました。就職活動を始めた頃、浜松ホトニクスに入社した先輩から「若手も挑戦できる会社」と教えてもらいました。その先輩から仕事の充実感やワクワク感が伝わってきて、自分も働いてみたいと思いました。

 

N:挑戦させてもらえる環境は今も変わっていませんよね。Sさんも挑戦を続けていますか?

 

S:私自身が挑戦を継続している部分もありますし、最近は若い人たちがどんどん入ってきているので、後輩たちがチャレンジしやすい環境づくりも意識しています。最初は一緒に実験してレーザ製品のおもしろさを伝え、タイミングを見て若手に任せています。

 

N:自分も若手ですが、挑戦させてもらっています。もちろん失敗もありますが、チャレンジした結果であれば、とがめられることはありません。先輩や上司が失敗した原因を一緒に考えてくれて、次のチャレンジを後押ししてくれます。社内には、まず一歩踏み出そうという雰囲気がありますね。

 

S:私も若い頃は「失敗したら怒られるんじゃないか」と心配していましたが、先輩から「次につなげれば良い」と前向きな言葉をかけてもらいました。挑戦できる環境が浜松ホトニクスには根付いていると感じています。

文系でも安心 社内教育の充実と丁寧な指導

S:モノづくりに興味があったとは言え、入社前は理系の知識が少ないことに不安はなかったですか?

 

N:モノづくりに携わりたい思いが強かったので、そこまでハードルは感じていませんでした。また、研修期間に基礎を学ぶ機会もあるので、やる気さえあれば文系出身者でも全く心配ありません。

 

S:確かに社内教育が充実していますね。研修では製品に携わっているエンジニアが直接、新入社員に製品を説明して、質問にも答えます。配属後も育成教育のプログラムが組まれているので、着実にステップアップできます。営業の仕事自体にイメージとのギャップはなかったですか?

 

N:入社前は飛び込み営業をしたり、ひたすら電話営業したりするイメージをもっていました。しかし、浜松ホトニクスの営業は良い意味でギャップがありました。大前提として、私たちの技術や製品を必要とするお客様から次々とお問い合わせが来ます。そのお問い合わせに対応しながら、よりビジネスを拡大するためのパートナーを探していく形です。やみくもに営業するのではなく、十分に下調べしてからお互いの強みを生かせるお客様にご連絡します。それから、既存のお客様の課題を解決し、新たな提案をすることも営業の重要な役割です。

 

S:お客様のところには、私たちエンジニアも営業担当者に同行するケースが多いです。浜松ホトニクスの営業職は技術営業に近いと感じています。お客様は光の専門家ではありません。エンジニアは知識が豊富ですが、専門的な話になりがちなので、営業担当者が間に入ってかみ砕いて説明することで、お客様の理解が深まっていると思います。

製品が好きになる実習 営業担当も技術を理解

N:Sさんは私のような文系出身者をはじめ、営業担当と一緒に仕事をする時に心掛けていることはありますか?

 

S:私たちの事業部が専門とするステルスダイシングを中心とするレーザ応用製品は、文系出身者には難しく感じると思います。まずは、製品を見てもらって、どこがすごいのか説明して一緒に驚いてもらいます。同じプロジェクトに入った時は製造現場で実習してもらったり、実験に関わってもらったりして、製品に触れながら興味をもつきっかけづくりを意識しています。製品を好きになってもらうのが一番ですから。

 

N:私も今の部署に配属された直後、Sさんのところで研修させていただきました。ステルスダイシングで半導体ウェーハを切断した時にチップの切断面に一切の欠けがないことに感動し、知れば知るほど優れた技術だと実感しました。製品が好きになりましたし、自信をもってお客様に勧められると感じました。営業担当として、非常に良い製品に巡り合えたと思っています。

 

※ステルスダイシング:浜松ホトニクスが開発した、レーザを使ってウェーハ (半導体の土台)を切断する新しい概念の技術。ウェーハを切断した時、チップの切断面に一切の欠けがないところが最大の特長。

失敗は成功へのステップ 挑戦したい仲間を大歓迎

S:浜松ホトニクスがさらに成長していくには、新しい仲間が必要です。どんなタイプが、この会社に向いていると思いますか?

 

N:私たちは光を使って新しいことに挑戦している会社なので、チャレンジする気持ちが強い人、熱量の高い人が活躍できると思います。挑戦には不安がつきまといます。誰もが最初は「失敗したらどうしよう」と心配ですが、そこで前に進める仲間と一緒に働きたいですね。浜松ホトニクスは挑戦する人を周りがサポートしますし、失敗は次のチャレンジへの糧になると前向きに考える人ばかりです。

 

S:挑戦、粘り強さ、チームワークが、浜松ホトニクスで働く上で大切な要素だと感じています。あきらめずに挑戦を続けていると、周囲のアドバイスやサポートで製品化につながることも多いです。挑戦を続ける限り、可能性も続きます。あきらめたら、そこで終わってしまいます。

 

N:何度失敗しても継続した結果、最終的に上手くいけば成功ですからね。常に挑戦できるところが、浜松ホトニクスで働くおもしろさです。

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ステルスダイシング(TM)技術

ステルスダイシング™技術

ステルスダイシング™技術は、レーザを用いた全く新しい概念のレーザダイシング技術です。「完全ドライプロセス」「切削ロスゼロ」「チッピングレス」「高い抗折強度」などの特長により、MEMSデバイスやメモリデバイスなど、適応デバイスは拡大しています。

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