R.U. 中央研究所第8研究室 2015年入社

学生時代の専攻 蛍光タンパク質のX線結晶構造解析
休日の過ごし方 映画鑑賞
担当業務 主な業務は屈折率イメージング技術の新規開発とバイオイメージングへの応用研究。細胞に負担を与えず、高い解像度で屈折率イメージングが可能な技術を開発できれば、細胞内で起こる現象をよりリアルに捉えることが可能になる。新薬の開発効率化などにもつながる期待の大きい技術で、イメージングの精度や速度を高める方法を研究中。

プロフェッショナルが集合 専門知識が深まる研究室

―研究面でどんなところに浜松ホトニクスの強みがありますか?

 

光の製品を扱っている会社なので、最新の検出器やカメラ、レーザなどが揃っています。設備面で恵まれていることに加えて、光のプロフェッショナルが集まっているため、専門知識を深められるといった特長があります。中央研究所で取り組んでいるテーマは3年後や5年後だけでなく、さらにその先の10年、20年後の未来を見据えています。長期的なビジョンを持った技術開発を進められることについて、研究者として幸せを感じています。

 

―専門分野に長けた先輩や上司と出会って、光に対する考え方は変化しましたか?

 

自分は光について全然知らなかったと感じました。見える光から見えない光まで、検出器も光源も多様な製品があり、その製品を深く理解している人が浜松ホトニクスにはたくさんいると知りました。「光の世界は、こんなにも広い」と見え方が変わりました。

「誰も見たことがない現象を」 目標は世の中にない顕微鏡の開発

―入社前のイメージと実際に働いてからのギャップはありましたか?

自分の仕事に没頭している人が多い、静かな職場をイメージしていましたが、入社後は活気のある雰囲気の良い職場に驚きました。複数の人が集まっている場所で誰かが質問すると、その話に興味を持った人が加わって、いつの間にか人が増えて話し合っている光景をよく目にします。打ち合わせや発表の場でも若手が意見を言ったり、質問したりする自由な雰囲気があります。良い意味でのギャップを感じています。

―どんな時に仕事の達成感や充実感がありますか?

日々の仕事では顕微鏡を使った実験やデータ解析が好きなので、思い通りの結果が出ても出なくても原因を考える時間は楽しいです。中・長期的には特許の出願が認められた時は、世の中にないものを生み出せたという達成感があります。

―今後の目標やビジョンを教えてください。

誰も見たことがない現象を発見したと言ってもらえる顕微鏡をつくることが目標です。浜松ホトニクスの技術や製品は暮らしを豊かにする力があると思っています。光技術はあらゆる分野で生かされていて、私たちが生きていく上で不可欠なものです。例えば医療分野であれば、病気を早期発見する機器や新薬の開発などに活用されています。私も浜松ホトニクスの一員として、社会に貢献する仕事をしていきたいです。